中華顕微鏡と、誇張セールス文

 アマゾンのVineプログラムで、中華の顕微鏡が手に入りました。
 実売価格1万数千円でコピー品が多数あるタイプです。

 顕微鏡としての、物を拡大して、目視するという性能に関しては、問題ありませんでした。
 最大倍率時でも、被写体が明るく映りましたので、ランプも的確な光量がありました。

 話題の紅麹ではなく、味噌・醤油用のオリゼーの方です。一般生菌数の培地シャーレーにしれっと生えていたのを採取したので、他のカビかもしれませんがw

 なお、冒頭のは、甘酒用の米麹から採取したサンプルなので、確実にオリゼーです。

 分生子柄(胞子嚢)が見えるのは結構感激ですね!

中華製アルあるヨ!

 この手元にある顕微鏡、接眼レンズ*25 対物レンズ*40 が最大なので、最大倍率1000倍でしたが、なぜかアマゾンの商品紹介ページには、

 40~5000倍

 と書いてある。5倍もサバ読みしています。
 1000倍でも、顕微鏡としては十分な性能なんですがね~。
 もしかして、スマホで撮影して、このように画面に大きく表示するのを含めての5000倍かな。

 日本語説明書あり

 ありませんでした。うっすいペラペラの英語の説明書(両目用の顕微鏡を含む各機種共用説明書)はあり。

 どうして、中華製って数字を大きく言いたがるんですかね~。

 液晶プロジェクターも、「4K対応」とでかでか書いてあっても、実際の解像度は1K相当であって、4Kの映像が低解像度で写せますよという意味ですし。

 明るさは何カンデラ、何ルクス、何ルーメンと、その価格でその数値は無いだろうというのを表示するしね~。

 コスト的には良い商品も多いのですが、この手の詐欺的な商品もまだまだ多いですよね。

顕微鏡には、XY軸のステージが必須だよね!

 とりま、この中華顕微鏡、ステージの調整用ノブがなく、なんと手動でガラス板を動かさないといけません。

 1000倍の倍率で、手動は無理ゲー(無理ではないけど、結構キツイ)

 そもそも、この価格帯ですので、ステージの剛性が弱く、手動でガラス板を動かそうとすると、たわんでピントがズレます。手を離すとピントは戻るのですが、ま~目的の対象物を探すのに難儀すること。

 冒頭の写真を撮るのに、30分かかりましたわw

スマホ写真撮影用のアダプタは・・・、おまけのおまけレベル

 一応付属のスマホアダプターを使いましたが、ビックリするぐらいの粗悪品。

 多分、アダプターを使わず、両手でスマホを持って位置合わせした方がスンナリ写真に収めれるでしょうというレベルです。

 なにせ、顕微鏡にアダプターが固定されない(接眼レンズにかるく載っているだけ)ので、左手で支えないといけなく、シャッターボタンを押した瞬間にアダプターが傾き、綺麗な写真が撮れない^^;

中華の2千円で購入したマイクロスコープは優秀!

 顕微鏡はダメダメでしたが、6年前に購入した、PC画面に表示ができるマイクロスコープ(実際の倍率は100倍も無いかな)は、今でも品管の報告書で使っているほど優秀です。

 今、アマゾンで似たような商品を検索したら、この円安のご時世でも、2千円台で売っていた!!

 いや~中華製はホント、ピンキリ。

 ピンとキリ、ピンが最上で良いのかな、中華製はピンとキリはコストパフォーマンス的に問題のない商品が多く、3番手とか、中間層に外れ品が多いイメージですね、私の中で。

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